photoshopには範囲を選択する『選択ツール』という機能があります。
ただ、選択ツールと言ってもいくつか種類があり、状況によって使い分けることで複雑な選択が可能になるため、まとめて紹介していきます。
目次
選択ツールの種類
選択ツールは現在10種類あります。
【規則的な範囲を作成できる選択ツール】
【不規則な範囲を作成できる選択ツール】
【自動で必要な範囲を作成してくれる選択ツール】
それでは1つずつ紹介していきます。
長方形選択ツール
長方形選択ツールはドラッグするだけで長方形の選択範囲を作成できます。
(Shiftを押しながらドラッグすることで真四角の選択範囲が作成できます)
※“選択ツールで範囲を選択しただけ”では実際のデザインには何も影響しません。コピー&ペーストや範囲内をブラシで塗ったりと何かしらのアクションを追加で行うための補助機能のようなイメージになります。
楕円形選択ツール
楕円形選択ツールはドラッグするだけで楕円形の選択範囲を作成できます。
(Shiftを押しながらドラッグすることで正円の選択範囲が作成できます)
一行選択ツール/一列選択ツール
一行選択ツールと一列選択ツールはクリックすることで行方向と列方向に1ピクセルずつだけ選択範囲を作成できます。
なげなわツール
フリーハンドでドラッグして線をつなげることで独自の選択範囲が作成できます。
多角形選択ツール
クリックした箇所が直線で結ばれ、線をつなげることで独自の選択範囲が作成できます。
マグネット選択ツール
クリックしてから選択したい範囲をなぞると、自動で対象物の境界線を認識し、沿うように選択範囲の輪郭が作成できます。(輪郭作成中の□は「Windows:Back Space/Mac:delete」で1つ前に戻ることができます)
最初にクリックした位置まで戻って再度クリックすることで選択範囲が作成できます。
オブジェクト選択ツール
画像をクリックすることで、自動的に画像内の対象物を認識してくれます。
カーソルを合わせることで認識されている対象物が青くなります。
対象物をクリックすることで選択範囲が作成できます。
クイック選択ツール
ドラッグすることで「ドラッグした部分+隣接している近似色の部分」を対象として選択範囲が作成できます。
上部のオプションバーの「+」の状態でドラッグすると範囲が追加され、「-」の状態でドラッグすると範囲げ削減されます。
自動選択ツール
クリックすることで「クリックした部分+隣接している近似色の部分」を対象として選択範囲が作成できます。
上部のオプションバーの「許容値」の数値を調整することで、近似色として認識する範囲を変更することができます。
選択範囲の追加・削減
選択範囲を一度作成してから追加・削減したい場合は、
【追加】は「Shift」を押しながら範囲を選択
【削減】はWindows:「alt」/ Mac:「option」を押しながら範囲を選択
※クイック選択ツールは元からオプションバーに増減の機能がついている
選択範囲の解除
上部メニューの「選択範囲」→「選択を解除」で解除が可能です。
ショートカットキーは Windows:「Ctrl + D」/ Mac:「command + D」
もしくは、「長方形選択ツールor楕円形選択ツールorなげなわツールを選択中」に作業画面をクリックすることで解除されます。