合成写真を作る時の”5つ”のポイント

Photoshopの強みといえば、

合成写真のようなデザイン

ができるという点があります。

例えば、

1枚目のように写真をいくつか組み合わせることにより、

2枚目のような新しいデザインを創造することができます。

今回はそんな画像合成をする際のポイントをご紹介していきます。

被写体モデル:羽柴なつみさん

ホームページ:https://hashibanatsumi.com

Instagram:https://www.instagram.com/na0912mi/

背景画像:pixabay

サイトリンク:https://pixabay.com/ja/

【ポイント1】被写体の切り抜き

まず合成写真を作る上で重要なのが、

「被写体の切り抜き精度」です。

被写体がちゃんと切り抜かれていないと、

違和感が出てしまい、合成写真としての完成度が低くなってしまいます。

画像を切り抜く際は、

自動選択ツールの【被写体を選択】の機能を活用すると効率的です。

このように背景色が酷似していても、比較的正確に被写体のみを選択してくれます。

ただ、それでも服の端や特に髪の毛に関しては微調整が必要になるため、

その部分は手作業で綺麗に調整してあげましょう。

【ポイント2】素材探し

個人的には合成において

「素材探し」がかなり重要になります。

合成する時に上手い下手の基準となるは、その画像が「違和感なく自然に見えるかどうか」です。

その際に重要なのが以下です。

・角度

・光と影

・大きさ

・解像度

角度

例えば、被写体は下から見上げるように撮影しているのに、

背景写真が上から見下ろして撮影しているようなものだった場合、

それぞれの角度が合わないため、合成写真としてとても違和感が残ります。

そのため、背景を選ぶ際は「被写体と同等の角度から撮影したもの」を選択しましょう。

光と影

被写体が右から光が当たっているような写真にも関わらず、

背景が左から光が当たっているようなものの場合、こちらも違和感が出てしまいます。

もし被写体が右から光が当たっているのであれば、

同じく右から光が当たっている背景を選ぶか、

どうしてもその背景が良い場合は、水平方向に反転するなどして、

違和感がないようにしましょう。

大きさ

人に対して背景となる建物などが大きすぎたり、小さすぎたりすると、

不自然さが目立ちます。

違和感がないように被写体と背景を実寸サイズに合わせるようにしましょう。

解像度

被写体に対して背景の画質が荒いものに関しては、度合いによっては問題ないのですが、

背景の画質がよいのに被写体の画質が荒いと、

ピントがずれてしまっているような状態になり、こちらも不自然さが残ります。

どうしてもその被写体を使用しなければいけない場合は、背景をぼかすなどしましょう。

【ポイント3】背景の色味を被写体に被せる

合成写真で違和感が出てしまう原因の1つとして、

「被写体が浮いて見える」という点があります。

その理由は、被写体と背景で色味の違いが出てしまっているからです。

そのため、両者の色味を近いものにする必要があります。

背景レイヤーを複製

まずは背景レイヤーを複製します。

ぼかし加工

「フィルター」→「ぼかし」→「平均」の順で先ほど複製した背景にフィルターをかけます。

クリッピングマスク

被写体に対して先ほどフィルターをかけた背景をクリッピングマスクします。

ソフトライト

最後に描画モードを「ソフトライト」にすることで、

被写体を簡易的に背景に馴染ませることができます。

【ポイント4】明るさを調整する

先ほどの色味と同じように、被写体と背景の明るさに差があると、

浮いて見えてしまうため、こちらは「レベル補正」で被写体の明暗をはっきりさせると、

より自然な仕上がりになります。

さらに被写体と背景を馴染ませる方法の1つは、

「背景の光源の光を被写体にも当てる」ことです。

そうすることで、被写体と背景の間の壁がなくなり、

より馴染んで見えるようになります。

やり方は、新規レイヤーを作成し、ブラシツールでカラーは白を選択、

硬さを0にした状態で光源箇所を塗り、

描画モードを「スクリーン」や「オーバーレイ」にすることで馴染ませることができます。

【ポイント5】背景を重ねる

より味のあるデザインにするには、背景をさらに重ねることで可能になります。

描画モードの相性次第でより味のあるものになるので、

もう一手間加えたいという場合に使えるテクニックです。

完成

あとは全体の色味などを最終調整したら完成です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする