別の記事で黒背景から煙を切り抜く方法【クイックマスクモード】についての説明をしましたが、
今回は『白背景から水を切り抜く』方法を説明していきます。


元々切り抜きされている画像素材があれば良いのですが、ない時はどうしても切り抜きを試みるものの、結構ハードルが高いです。
そこで活躍するのが【レイヤーマスクサムネール】です。
目次
レイヤーマスクサムネールとは?
レイヤーマスクサムネールは、今までの記事でまとめた「マスク機能」と同じ切り抜き機能になります。
しかし、この機能を使うことで、前述した
”白い背景から対象物のみを切り抜く”
ことが可能になります。
レイヤーマスクサムネールの使い方
まずは、切り抜きたい画像を読み込んだら、画像全体を範囲に設定します。
macの場合「command+A」で範囲設定できます。
(windowsの場合「control+A」)
その状態で画像をコピーします。
macの場合「command+C」でコピーできます。
(windowsの場合「control+C」)
次にマスクをクリックします。
レイヤーマスクが表示されたら、
macの場合「option」を押しながらレイヤーマスクをクリックします。
(windowsの場合「ait」)
すると『レイヤーマスクサムネール』に切り替わり、カンバス上から水が消えます。
この状態になったらmacの場合「cammand+V」で最初にコピーしておいた水の画像を貼り付けします。
(windowsの場合「control+V」)
※下画像を見てわかる通り、『レイヤーマスクサムネール』とは『レイヤーマスクがカンバス上に表れている状態』になります。
そのため、コピーした画像を貼り付けしても、“モノクロ”の状態になります。
この状態になったらmacの場合「cammand+I」で『色を反転』させます。
(windowsの場合「control+I」)
次にレイヤーサムネール(レイヤーの元の画像部分)をクリックします。
するとカンバス上の画像が元の画像に戻ります。
背面に黒の背景を入れると水だけが切り抜きされているのがわかります。
以上で切り抜きの完成です。
補足情報
切り抜きをもっと“くっきり”させたい場合
レイヤーマスクを選択後、『メニューバー』→『イメージ』→『色調補正』→『レベル補正』で白の入力レベルを下げます。
グラスも切り抜けます
こちらの白背景のグラスも『レイヤーマスクサムネール』を活用すれば切り抜き可能です。
応用編
レイヤーマスクサムネールを活用すれば、こんな感じのデザインも作成可能です。
黒背景から対象物を切り抜くこともできる
クイックマスクモードの時に使用したこちらの煙画像ですが、
先程の説明の『色の反転』の工程を抜くだけで同じように切り抜きが可能です。
レイヤーマスクサムネールを知っているだけで、使用できる素材の幅が広がるため、ぜひ覚えておきましょう。