存在しない物・空間を創造する【ジェネレーティブ塗りつぶし】

Photoshopは定期的に新しい機能が追加されるのですが、

今回は特にすごい機能『ジェネレーティブ塗りつぶし』を紹介します。

まずジェネレーティブ塗りつぶしにできる主なことは以下の4つです。

①オブジェクトを作成

②背景を作成

③画像を拡張

④不要なものを削除

まずはこの機能を使うにはPhotoshop(Beta)というアプリをインストールする必要があります。

▶︎2023年9月に最新のPhotoshop デスクトップ版アプリでも使用できるようになりました。

操作方法はこちらから

Photoshop(Beta)のインストール方法

「Photoshop(Beta)」とネット検索すると候補で上がってくるため、それをクリックします。

「Photoshop (Beta) アプリを試す」をクリックします。

すると以下のようなポップアップが表示されるので「Creative Cloud Desktop App を開く」をクリックします。

新規画面が表示されるので、その中の「Photoshop (Beta)」「インストール」をクリックします。

インストールまで少し時間がかかります。

インストールが終わったら「開く」をクリックします。

起動すると基本的には通常のPhotoshopと変わりはありません。

①オブジェクトを生成

まずは画像を読み込みます。

オブジェクトを生成したいところに選択範囲を作成し、「生成塗りつぶし」をクリックします。

※もし上の画像と同じバーが出ていない方は『ウィンドウ』→『コンテキストタスクバー』にチェックが入っていないため、クリックすると表示されるようになります。

入力欄が表示されるため、作成したいオブジェクトの指示を入力し、「生成」をクリックします。

すると以下のようにオブジェクトが生成されます。
プロパティにはバリエーションが3つ生成されます。

バリエーションをクリックすると他のものが画面に反映されます。

②背景を作成

まずは画像を読み込みます。

「被写体を選択」で対象を選択後、「選択範囲を反転」で背景を選択範囲にします。
その後「ジェネレーティブ塗りつぶし」をクリックします。

今回は「night city(夜の街)」と入力し「生成」をクリックしてみます。

すると以下のように背景が作成されます。
プロパティにはバリエーションが3つ生成されます。

③画像を拡張

まずは画像を読み込みます。

画像を拡張したい範囲を選択し、「生成塗りつぶし」をクリックします。

今回は「make background(背景を作成)」と入力し「生成」をクリックしてみます。

すると以下のように背景が作成されます。
プロパティにはバリエーションが3つ生成されます。

④不要なものを削除

まずは画像を読み込みます。

人を範囲選択し、「生成塗りつぶし」をクリックします。

今回は「remove people(人を削除)」と入力し「生成」をクリックしてみます。

すると以下のように人が削除された画像が作成されます。
プロパティにはバリエーションが3つ生成されます。

商用利用に関して

※ジェネレーティブ塗りつぶしはBeta版では商用利用が許可されていません。
見込みですが2023年中には通常のPhotoshopにも実装される予定のため、その時を楽しみに待ちましょう。

以下はAdobeに記載されている文言です。

Adobe Firefly は、Adobe Stock の数億点のプロ仕様のライセンス付き高解像度画像でトレーニングされています。これは、Adobe Firefly が他のユーザーの作品、ブランドまたは知的財産に基づいてコンテンツを生成しないことを保証するうえでの一助となっています。Photoshop(Beta)アプリで Adobe Firefly によって生成されたコンテンツの商用利用は許可されていません。生成塗りつぶしが Beta でなくなったとき(今年後半の見込みです)に生成されたコンテンツの商用利用が許可される予定です。
▶︎Photoshop デスクトップ版アプリでも使用できるようになったことで、商用利用が可能になりました
以下はAdobeに記載されている文言です。
Photoshop の生成塗りつぶし機能は、Adobe Firefly を利用しており、商用目的で使用できるようになりました。